植生復元に適した樹種で、長野県の地域に適した種からの栽培もしております。
私たちの身の回りの山や野原は、たくさんの植物によって覆われています。
これら地表を覆うたくさんの植物の集団の総称を「植生」と呼びます。
それらの植物はその場所の環境条件(気温、降水量、地形、土質、人為的作用など)に適合して生き残っており、植物の種類と組み合せも環境ごとに異なります。
森づくりでは、その地域の環境条件をよく調べて樹種を選ぶことで、環境に合った植生を復元します。それが生物多様性の高い、持続可能な自然となるのです。
1.計画地の立地条件(標高・面積・方位・傾斜・地質など)の調査
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2.植生調査を実施し、復元目標とする植生を決定
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3.樹種と本数を決定した植栽プランの策定
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4.コンテナ樹木を使った植栽(植樹祭など)
全体に寒冷な気候ですが、日本海側と太平洋側の違いと標高によって、植生が異なる傾向にあります。
図の境界は目安で、地形、積雪量、土質などによって異なります。
人の生活圏周辺では、人工林などの人為的作用による植生が広く見られます。
わたしたちは、生物多様性の高い森づくりのために、現地での植生調査から植栽プランづくりまでをお手伝いします。
また自然度の高い場所の植生復元では、現地の植物から採種して育苗した、その地域の遺伝子をもつ苗木の受托生産もいたします。